映画レビューブログ

映画好きの筆者が主に映画館で観た作品をレビューしています。

映画

2013年映画レビュー総括

このブログは本年の途中からはじめたため、すべては記事にしていませんが、2013年私が観た映画の総括をしたいと思います。

劇場で鑑賞した本数 : 77本
今年は例年に比べても、映画館でよく映画を観たと思います。

タイトルだけ、下記に並べてみました。
本当は一つ一つ短評を述べたいところですが、長くなるのでやめておきます。


2013年、私が劇場で鑑賞した映画の中で、最もよかった作品は、、、
「アイアンマン3」です!



私が思うにやはり映画はエンターテインメントであり、そういった意味で期待を裏切らず、続編モノであるにも関わらず前作までを上回る仕上がりで、ものすごく楽しめました。


2014年もたくさんの素晴らしい作品に期待しましょう。


96時間/リベンジ (2012年アメリカ)
LOOPER (2012年アメリカ)
テッド (2012年アメリカ)
フリーランサー NY捜査線 (2012年アメリカ)
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 (2012年アメリカ)
アウトロー (2012年アメリカ)
ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い (2011年アメリカ)
ゴーストライダー2 (2012年アメリカ)
PARKER/パーカー (2012年アメリカ)
ダイ・ハード/ラスト・デイ (2013年アメリカ)
ゼロ・ダーク・サーティ (2012年アメリカ)
レッド・ライト (2012年アメリカ/スペイン)
ジャッジ・ドレッド (2012年イギリス/南アフリカ)
世界にひとつのプレイブック (2012年アメリカ)
バチェロレッテ -あの子が結婚するなんて! (2012年アメリカ)
フライト (2012年アメリカ)
ジャンゴ 繋がれざる者 (2012年アメリカ) 
クラウド アトラス (2012年アメリカ)
ザ・マスター (2012年アメリカ)
ライジング・ドラゴン (2012年香港)
リンカーン (2012年アメリカ)
ジャッキー・コーガン (2012年アメリカ)
アイアンマン3 (2013年アメリカ)
ラストスタンド (2013年アメリカ)
L.A. ギャング ストーリー (2013年アメリカ)
モネ・ゲーム (2012年アメリカ)
プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 (2012年アメリカ)
グランド・マスター (2013年香港)
バレット (2012年アメリカ)
オブリビオン (2013年アメリカ)
エンド・オブ・ホワイトハウス (2013年アメリカ)
G.I.ジョー バック2リベンジ (2013年アメリカ)
華麗なるギャツビー (2012年アメリカ)
ハード・ラッシュ (2012年アメリカ)
アフター・アース (2013年アメリカ)
欲望のバージニア (2012年アメリカ)
ワイルド・スピード EURO MISSION (2013年アメリカ)
31年目の夫婦げんか (2012年アメリカ)
ペーパーボーイ 真夏の引力 (2012年アメリカ)
終戦のエンペラー (2012年アメリカ)
ローン・レンジャー (2013年アメリカ)
アイアン・フィスト (2012年アメリカ)
パシフィック・リム (2013年アメリカ)
トゥ・ザ・ワンダー (2012年アメリカ)
ワールド・ウォー Z (2013年アメリカ)
ホワイトハウス・ダウン (2013年アメリカ)
スター・トレック イントゥ・ダークネス (2013年アメリカ)
スマイル、アゲイン (2012年アメリカ)
マン・オブ・スティール (2013年アメリカ)
サイド・エフェクト (2013年アメリカ)
ウルヴァリン : SAMURAI (2013年アメリカ)
許されざる者 (2013年日本)
エリジウム (2013年アメリカ)
パッション (2012年フランス/ドイツ)
ランナウェイ/逃亡者 (2012年アメリカ)
トランス (2013年アメリカ/イギリス)
ゴースト・エージェント/R.I.P.D. (2013年アメリカ)
ブロークンシティ (2012年アメリカ)
ダイアナ (2013年イギリス)
フローズン・グラウンド (2012年アメリカ)
グランド・イリュージョン (2013年アメリカ/フランス)
デッドマン・ダウン (2012年アメリカ) 
42 ~世界を変えた男~ (2013年アメリカ)
セブン・サイコパス (2012年イギリス)
2ガンズ (2013年アメリカ)
スティーブ・ジョブズ (2013年アメリカ)
恋するリベラーチェ (2013年アメリカ)
悪の法則 (2013年アメリカ)
マラヴィータ (2013年アメリカ/フランス)
グリフィン家のウエディングノート (2013年アメリカ)
キャプテン・フィリップス (2013年アメリカ)
ザ・コール [緊急通報指令室] (2013年アメリカ)
オーバードライヴ (2013年アメリカ)
REDリターンズ (2013年アメリカ)
47RONIN (2013年アメリカ)
ゼロ・グラビティ (2013年アメリカ)
ハンガー・ゲーム2 (2013年アメリカ) 

ハンガー・ゲーム23

原題 : THE HUNGER GAMES: CATCHING FIRE
2013年アメリカ
監督 : フランシス・ローレンス
出演 : ジェニファー・ローレンス / リアム・ヘムズワース / ウディ・ハレルソン / フィリップ・シーモア・ホフマン / スタンリー・トゥッチ / ドナルド・サザーランド


近未来サバイバルアクションの第2弾。
前作の後「世界でひとつのプレイブック」でより一層女優としての輝きが増した、ジェニファー・ローレンスの魅力が素晴らしいです。

ただ、作品としては例によって続編の宿命なのか、新鮮さは多少失われたかもしれません。
ストーリー的に新たな展開を予感させますが、そこで終わる?と思ってしまうのは私だけでしょうか。
続編に期待です。



オフィシャルサイト
http://hungergames.jp/
ぴあ映画生活
http://cinema.pia.co.jp/title/161903/
映画.com
http://eiga.com/movie/78219/
Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv52857/
Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id346556/


~[映画に歴史あり]的ポイント~
前作「ハンガー・ゲーム」以来、一躍脚光を浴びるようになったジェニファー・ローレンス。
「世界でひとつのプレイブック」ではアカデミー賞主演女優賞に輝きました。
今後増々の活躍が期待されます。
ハンガー・ゲーム (2012)
世界にひとつのプレイブック (2012)


また本作は、脇を固める共演陣も豪華です。
フィリップ・シーモア・ホフマンは「MISSION: IMPOSSIBLE III」(2006)や「ザ・マスター」(2012)で独特な存在感を示し、スタンリー・トゥッチは前作にも出演していますが、「プラダを着た悪魔」(2006)などでの好演が印象に残ります。

ゼロ・グラビティ5

原題 : GRAVITY
2013年アメリカ
監督 : アルフォンソ・キュアロン
出演 : サンドラ・ブロック / ジョージ・クルーニー / エド・ハリス(声)


素晴らしい作品です。間違いなく映画館で観るべき一本と言えるでしょう。
宇宙でのSFサスペンスですが、リアリティにあふれ、そして広大な宇宙空間が美しいと同時に、人間にとって過酷で想像を絶するほど厳しい環境だということが伝わってきます。


また、宇宙空間という環境もさることながら、人が生き抜いていこうという勇気に心を動かされます。


現実味のある宇宙空間をテーマにした作品は過去にもありましたが、映像美という観点でも本作は、今までにないくらい素晴らしい体験ができます。


宇宙空間での過酷な状況から、次はどうなってしまうのかとドキドキしつつ、映画館ならではの映像体験の後、ラストは安堵とともに人間の強さや勇気を感じ、何とも言えない感動に包まれます。


観終わった後に、「いい映画だったな~」としみじみ思いました。



オフィシャルサイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/gravity/
ぴあ映画生活
http://cinema.pia.co.jp/title/163076/
映画.com
http://eiga.com/movie/57690/
Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv49767/
Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id346608/


~[映画に歴史あり]的ポイント~
事前のプロモーション等で、出演者は2人しかいないという話をサンドラ・ブロックがしていたと思います。
確かにそうなのですが、スタッフロールを見てビックリ。エド・ハリスが声で出演しています。
NASAの管制官の声ですが、やはりアポロ13 (1995)へのオマージュでしょうか。


監督のアルフォンソ・キュアロンは、一般的にはあまり知られていないかもしれませんが、ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (2004)を手掛けています。
少々前ですがリトル・プリンセス (1995)の監督でもあり、映像美という観点でなるほどと思わせるものがあります。
このリトル・プリンセス、いわゆる「小公女」ですが、映画としてもかなり秀逸です。

47RONIN2

原題 : 47RONIN
2013年アメリカ
監督 : カール・リンシュ
出演 : キアヌ・リーブス / 真田広之 / 浅野忠信 / 菊地凛子 / 柴咲コウ / ケイリー=ヒロユキ・タガワ


なんとも残念な印象です。アクションファンタジーということですが、予告編を見てある程度わかってはいたものの、"忠臣蔵"をベースにしている割には、天狗や魔物(?)、妖術など理解不能な点が多いです。
城の景観などが、なぜか中国っぽいのも気になりました。
ハリウッドの製作陣が、まだまだ日本(の歴史)を勘違いしている部分がありそうです。
もう少し"忠臣蔵"の赤穂浪士たちの仇討ちを、忠実に描いてほしかったと思うのは私だけでしょうか。


出演陣としては、真田広之の存在感が圧倒的とは言わないまでも印象に残りました。
このところ、徐々にハリウッド大作にも起用されるようになってきて、少しずつではありますが、ハリウッドで通用する日本人俳優としての地位を確立しつつあると思います。




オフィシャルサイト
http://47ronin.jp/
ぴあ映画生活
http://cinema.pia.co.jp/title/156344/
映画.com
http://eiga.com/movie/56095/
Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv47892/
Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id346791/


~[映画に歴史あり]的ポイント~
キアヌ・リーブスは最近あまり作品に恵まれていないような気もしますが、「スピード」や「マトリックス」シリーズでの印象はかなり新鮮でした。
どことなく人間であって人間でない的な役柄が似合いますが、意外とラブストーリーやたまに見せる男臭い役もハマっています。
スピード (1994)
 SWAT隊員と爆弾魔の次々と迫りくる攻防を、その名の通りスピード感溢れる展開で話題となった、ジェットコースターアクション。
マトリックス (1999)
 全く新しい世界観の視覚効果とそのストーリーで、映画ならではの貴重な体験ができる斬新な作品。
リプレイスメント (2000)
 フットボール選手の活躍を描いた痛快な作品。名優ジーン・ハックマンと共演。
スウィート・ノベンバー (2001)
 シャーリーズ・セロン主演のラブストーリー。
マトリックス リローデッド (2003)
マトリックス レボリューションズ (2003)
イルマーレ (2006)
 サンドラ・ブロックとの共演で、同名の韓国映画をリメイクしたファンタジー・ラブストーリー。

REDリターンズ4

原題 : RED 2
2013年アメリカ
監督 : ディーン・パリソット
出演 : ブルース・ウィリス / ジョン・マルコヴィッチ / メアリー=ルイーズ・パーカー / イ・ビョンホン / アンソニー・ホプキンス / ヘレン・ミレン / キャサリン・ゼタ=ジョーンズ


引退した元スゴ腕CIAエージェント達のアクションコメディ「RED」の続編。
アクションもさることながら、そのキャラクター設定とあり得ないくらいにスゴ過ぎるアクションが逆にユーモラスで、純粋に楽しめた前作の印象から、かなり期待していました。


もちろん本作も全編見どころシーン満載で楽しいのですが、どうしても前作の大変面白かった印象が強いせいか、前作は超えられなかったような気がします。
これは続編の宿命かもしれません。

やはり第一弾は、初めて目にするその世界観や各登場人物の設定が新鮮で、完成度が高ければその印象もとても強いものです。
今回の続編は、新たに登場したキャラクターが増え、少し散漫になってしまったのと、コミカルとも言えるスーパーアクションが多々あるのですが、それ以上にストーリー上の場面展開がコロコロ変わるので、もう一つシンプルさが失われたような気がします。


とは言え、一般的には映画館で観るべき楽しいアクションコメディ作品であることは間違いないです。豪華共演陣にも注目です。



オフィシャルサイト
http://disney-studio.jp/movies/red/
ぴあ映画生活
http://cinema.pia.co.jp/title/157966/
映画.com
http://eiga.com/movie/57263/
Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv53743/
Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id346408/


~[映画に歴史あり]的ポイント~
何といっても本作を観る前に、前作を復習しておくことをオススメします。
本作では、設定の背景があまり語られませんので。
RED/レッド (2010)

最近大作出演が続いているブルース・ウィリスですが、この15年くらい彼を映画で観ない年はないくらい多くの作品に出演しています。
「ダイ・ハード」シリーズは当然として、代表作とは評されないまでも、もう一度観たい良作もピックアップしてみます。
ダイ・ハード (1988)
 このヒットで有名になったと言っても過言ではありません。何度見ても面白い。敵役のアラン・リックマンは「ハリー・ポッター」シリーズのスネイプ先生です。監督はジョン・マクティアナン。
ダイ・ハード2 (1990)
 レニー・ハーリン監督にスイッチ。空港でも孤軍奮闘。
ダイ・ハード3 (1995)
 共演のジェレミー・アイアンズ、サミュエル・L・ジャクソンも好演。"ダイ・ハード"らしさが少し失われたかも?
ダイ・ハード4.0 (2007)
 12年ぶり待望の続編。サイバー・テロに立ち向かうマクレーン刑事も年頃の娘に翻弄されるパパに。
ダイ・ハード/ラスト・デイ (2012)
 今度はモスクワを舞台に、成長した息子のジャックと巨大な陰謀に立ち向かう。ちなみに原題は"A Good Day to Die Hard"で、インディアンの言葉である「死ぬにはいい日だ(="It's a good day to die.")」のもじりです。最後という意味ではありません。次回作も予定されています。


ラストマン・スタンディング (1996)
 黒澤明の傑作「用心棒」を、ウォルター・ヒル監督がリメイクしたアクション作品。「用心棒」は意識せず、意外とキレはいい感じです。
ジャッカル (1997)
 超一流の殺し屋とテロリストの死闘を描くサスペンス。共演はリチャード・ギア。
ストーリー・オブ・ラブ (1999)
 ミシェル・ファイファーとのビッグスター共演。ハートフルなラブストーリーも◎。
ティアーズ・オブ・ザ・サン (2003)
 ナイジェリアを舞台にアメリカ人兵士の勇気ある行動を描いた戦争ドラマ。モニカ・ベルッチと共演。
シン・シティ (2005)
 斬新な映像で原作コミックの世界観を再現した、豪華スター共演のクライム・アクション。
16ブロック (2006)
 予想外の事態に巻き込まれる刑事のサスペンス。監督は「リーサル・ウェポン」シリーズのリチャード・ドナー。

オーバードライヴ2

原題 : SNITCH
2013年アメリカ
監督 : リック・ローマン・ウォー
出演 : ドウェイン・ジョンソン / バリー・ペッパー / スーザン・サランドン


ドウェイン・ジョンソンが逮捕された息子の無罪を晴らすため、麻薬取締局の危険な捜査に協力するアクション作品。
アクションといっても格闘なし、筋肉も見せず、どちらかというと演技で熱い父親役を魅せる、そんな彼の今までとは少し違った印象です。
日本ではあまりメジャーな作品ではありませんが、B級でもなく、意外とスッキリと楽しめます。
個人的には、ドウェイン・ジョンソンのイメージからか、もっと体を張った肉弾スーパーアクションでもよかったかなと思いました。


ちなみに邦題に難ありです。"オーバードライヴ"というと、何だかカーアクション全開のような気がしますが、そこまででもありません。
原題の"SNITCH"は"密告者"の意味ですが、こちらのほうが映画の内容にしっくりきます。


オフィシャルサイト
http://overdrive-eiga.com/
ぴあ映画生活
http://cinema.pia.co.jp/title/161987/
映画.com
http://eiga.com/movie/78250/
Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv53910/
Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id346912/


~[映画に歴史あり]的ポイント~
ドウェイン・ジョンソンといえば、元アメリカのプロレス団体"WWF"のスター選手から、そのパワフルな肉体で俳優に転身し、最近では「ワイルド・スピード」や「G.I.ジョー」に立て続けに出演し、ハリウッドでも俳優としての地位を確立しつつあります。
ハムナプトラ2/黄金のピラミッド (2001)
 このときはまだプロレスのリングネーム"ザ・ロック"として出演。
スコーピオン・キング (2002)
 ハムナプトラでの役が注目を浴び、スピンオフ作品として作られました。
ワイルド・スピード MEGA MAX (2011)
 ワイルド・スピードシリーズに突如登場。ヴィン・ディーゼルと共に肉弾炸裂。
G.I.ジョー バック2リベンジ (2013)
 前作からガラリと変わってドウェイン・ジョンソン仲間入り。
ワイルド・スピード EURO MISSION (2013)
 前作に続いて熱演。


本作にはバリー・ペッパーも(なぜか長いヒゲ面で)出演し脇を固めています。
主演こそ少ないですが、印象的な熱演も多いので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
プライベート・ライアン (1998)
 若き狙撃兵の熱演で一躍注目されました。スティーヴン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演。
エネミー・オブ・アメリカ (1998)
 ウィル・スミス、ジーン・ハックマン共演の手に汗握るサスペンス。トニー・スコット監督作品。
グリーンマイル (1999)
 トム・ハンクス主演の感動作。
バトルフィールド・アース (2000)
 大作出演が続いた後で、やってしまった感満載のSF作品。ジョン・トラヴォルタ主演。
ワンス・アンド・フォーエバー (2002)
 ベトナム戦争での戦場カメラマンを熱演。メル・ギブソン主演。
ローン・レンジャー (2013)
 ジョニー・デップ主演の西部劇。「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのゴア・ヴァービンスキー監督。

キャプテン・フィリップス4

原題 : CAPTAIN PHILLIPS
2013年アメリカ
監督 : ポール・グリーングラス
出演 : トム・ハンクス


2009年、ソマリア沖で海賊の襲撃に遭い人質に取られた船長の実録サスペンス。
トム・ハンクスの緊張感溢れる演技もさることながら、実際にあった話ということで、非常にリアルなタッチの作品となっています。
日常ではありえない困難な状況の中で、主演のトム・ハンクスが見せる勇気と極限の精神状態は、観客を釘づけにします。
いつの間にかグイグイと引き込まれ、ラストは安堵・共感と共に大変感動させられました。
完成度の高い作品です。


余談ですが、船長を救出するために出動した、アメリカ海軍特殊部隊"SEALs"ってスゴい。



オフィシャルサイト
http://www.captainphillips.jp/
ぴあ映画生活
http://cinema.pia.co.jp/title/159925/
映画.com
http://eiga.com/movie/58257/
Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv50855/
Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id346309/


~[映画に歴史あり]的ポイント~
本作でのリアルな緊張感は監督であるポール・グリーングラスが得意とするところではないでしょうか。
"ジェイソン・ボーン"シリーズの「ボーン・スプレマシー」(2004)、「ボーン・アルティメイタム」(2007)や、「グリーン・ゾーン」(2010)はいずれもマット・デイモン主演のスリリングなテイストの作品の監督として、その手腕を存分に発揮していると思います。

ザ・コール 緊急通報指令室

原題 : THE CALL
2013年アメリカ
監督 : ブラッド・アンダーソン
出演 : ハル・ベリー / アビゲイル・ブレスリン


「X-MEN」「チョコレート」のハル・ベリー主演のサスペンス・スリラーです。
個人的には異常者の誘拐殺人といったシーンが苦手なので、予告編を観たときには本作を観るのを迷いましたが、ハル・ベリー主演ということで観ました。
意外にも主役であるハル・ベリーの緊急通報オペレータとしての苦悩や、困難に立ち向かうその姿に心を動かされ、また、誘拐された女の子からの緊急通報とそこからのスリリングな展開に引き込まれます。
ラスト近辺の話のもっていき方には少々疑問を感じますが、メジャーではない作品としては全体的に及第点だと思います。


オフィシャルサイト
http://call911.jp/
ぴあ映画生活
http://cinema.pia.co.jp/title/163358/
映画.com
http://eiga.com/movie/78489/
Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv54001/
Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id346799/


~[映画に歴史あり]的ポイント~
ハル・ベリーは黒人の父と白人の母のハーフだそうです。「チョコレート」(2001)の熱演で、第74回アカデミー賞で主演女優賞に輝きました。有色人種としては初めてだそうです。
X-MEN (2000)
 白髪が美しいミュータント"ストーム"役。X-MENシリーズには欠かせない存在。
ソードフィッシュ (2001)
 ジョン・トラボルタ、ヒュー・ジャックマンと堂々共演。ミステリアスな役。
007/ダイ・アナザー・デイ (2002)
 ボンドガールに抜擢され、ピアース・ブロスナン扮するジェームズ・ボンドと共演。
クラウド アトラス (2012)
 トム・ハンクスと共演、なかなか難しい作品ですが、重要な役を見事に演じていました。


ちなみに、誘拐された少女役のアビゲイル・ブレスリンは、どこかで見たことがあると思いますが、「幸せのレシピ」(2007)でキャサリン・ゼタ=ジョーンズと、「幸せの1ページ」(2008)でジョディ・フォスターと、「私の中のあなた」(2009)でキャメロン・ディアスとそれぞれ共演していて、今後期待の若手女優さんかも知れません。

グリフィン家のウエディングノート

原題 : THE BIG WEDDING
2013年アメリカ
監督 : ジャスティン・ザッカム
出演 : ロバート・デ・ニーロ / キャサリン・ハイグル / ダイアン・キートン / アマンダ・セイフライド / スーザン・サランドン / ロビン・ウィリアムズ


前回の投稿でも書きましたが、この作品も邦題がちょっと微妙です。
「ウエディングノート」?ウエディングノートは登場しません。原題の「THE BIG WEDDING」がしっくりきます。


マニアな視点はこれくらいにして、内容ですが、特に素晴らしいというほどではありませんが、結構豪華なキャストと様々なキャラクターのコミカルな群像劇がなかなかよい感じです。
事前の期待感にもよると思いますが、私は全然期待していませんでした。
そのせいか、ありがちではあるものの、ハートウォーミングな終盤の展開に少しホロっときてしまいました。


ただちょっと、一般的には下ネタトークが多すぎる気がします。
ロバート・デ・ニーロやキャサリン・ハイグルに、そこまで言わせるかな~と思いました。


オフィシャルサイト
http://www.weddingnote.jp/
ぴあ映画生活
http://cinema.pia.co.jp/title/162962/
映画.com
http://eiga.com/movie/78657/
Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv53817/
Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id346544/


~[映画に歴史あり]的ポイント~
キャサリン・ハイグルはラブコメ的な作品が似合いますが、実は子役時代にすでにそのスターとしての輝きがあり、スティーブン・セガールと沈黙シリーズの「暴走特急」(1995)で共演しています。
幸せになるための27のドレス (2008)
 典型的な痛快ラブコメディー。観て爽快になれます。
男と女の不都合な真実 (2009)
 「300」(スリーハンドレッド)のジェラルド・バトラーと共演。
キス&キル (2010)
 「スティーブ・ジョブズ」のアシュトン・カッチャーと共演。アクション + ラブコメディ。

悪の法則

原題 : THE COUNSELOR
2013年アメリカ
監督 : リドリー・スコット
出演 : マイケル・ファスベンダー / ペネロペ・クルス / キャメロン・ディアス / ハビエル・バルデム / ブラッド・ピット


まず最初に触れておきたいのは邦題です。
「悪の法則」?? 原題は「THE COUNSELOR」なのですが…。日本では"カウンセラー"というと"相談役"というイメージになると思いますが、アメリカでは"弁護士"の意味でもあります。
日本ではわかりにくいと思われたからそうしたのかは不明ですが、この映画は「悪の法則」ではないと思います(観た人はわかるかと…)。
私は邦題に違和感を覚えましたが、原題を見て納得しました。
題名は集客に重要なポイントの一つではあると思いますが、製作者の意図でもあるので、もう少し監督に敬意を払ってほしいと思いました。


さて、余談が長くなりましたが、本作品はどうでしょう?たぶん好き嫌いは大きく分かれると思います。
これだけの豪華スターが出演していて、監督も巨匠リドリー・スコットですので、劇場で観る価値はありますが、私としては期待が大きすぎたのか、少々残念な印象は拭えません。
主人公が裏社会のビジネスに手を出し、罠に落ちていくのですが、その背景の描写が乏しいのと、罠を裏で操る仕掛けの緻密さがイマイチよくわからない部分があります。
まあ、リドリー・スコット監督がわざとそのような表現を狙ったのかもしれませんが…。
ブラッド・ピットの役柄としての立ち位置も微妙です。
悪く言えば、豪華スターを並べすぎて、散漫になってしまったとも思われます。


最後に一つ。予告編は秀逸です。


オフィシャルサイト
http://www.foxmovies.jp/akuno-housoku/
ぴあ映画生活
http://cinema.pia.co.jp/title/162535/
映画.com
http://eiga.com/movie/78963/
Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv53802/
Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id346480/


~[映画に歴史あり]的ポイント~
リドリー・スコット監督といえば、数々の優れた作品を残しています。
ブレードランナー (1980)
 今なお知る人ぞ知る、SF映画のカルト的作品。その世界観はエポックメイキングとも言えるでしょう。
ブラック・レイン (1989)
 日本のヤクザ社会を題材とした稀有な作品。松田優作の遺作でもあります。
グラディエーター (2000)
 2000年のアカデミー賞作品賞受賞作品。これこそ、さすがリドリー・スコット監督という感じです。壮大な歴史スペクタクル。
ブラックホーク・ダウン (2001)
アメリカン・ギャングスター (2007)
ワールド・オブ・ライズ (2008)
ロビン・フッド (2010)
プロメテウス (2012)
 リドリー・スコット監督らしいSFミステリー。人類の起源を探しに未知の惑星に旅立った探査チームの驚愕の真相。マイケル・ファスベンダーも出演。

マラヴィータ

原題 : THE FAMILY MALAVITA
2013年アメリカ/フランス
監督 : リュック・ベッソン
製作総指揮 : マーティン・スコセッシ
出演 : ロバート・デ・ニーロ / ミシェル・ファイファー / トミー・リー・ジョーンズ


リュック・ベッソン監督、マーティン・スコセッシが製作総指揮を務めるという豪華な製作陣です。
ロバート・デ・ニーロ演じる元マフィアとその一家の騒動を、コミカルなテイストを織り交ぜながら痛快な作品となっています。
予告編を観たときは、正直それほど期待していなかったのですが、見事に裏切られました。実に面白い!
ロバート・デ・ニーロの元マフィア役はハマりすぎですし、ミシェル・ファイファーもいつまでも美しい。
ただモノではない家族が、これまた楽しいです。


予告編


オフィシャルサイト
http://www.malavita.jp/
ぴあ映画生活
http://cinema.pia.co.jp/title/163097/
映画.com
http://eiga.com/movie/78589/
Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv53958/
Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id346657/


ロバート・デ・ニーロは誰もが知る名優ですが、往年のシリアスな役柄から、近年はコミカルな役も抜群なセンスだと思います。
タクシードライバー (1976)
レイジング・ブル (1980)
アンタッチャブル (1987)
ヒート (1995)
カジノ (1995)
RONIN (1998)
アナライズ・ミー (1999)
ミート・ザ・ペアレンツ (2000)
ザ・ダイバー (2000)
レッド・ライト (2012)

恋するリベラーチェ

原題 : BEHIND THE CANDELABRA
2013年アメリカ
監督 : スティーヴン・ソダーバーグ
出演 : マイケル・ダグラス / マット・デイモン / ダン・エイクロイド


マイケル・ダグラスとマット・デイモンの共演、しかもソダーバーグ監督ということで観ました。
そういえばソダーバーグ監督は映画監督業を引退するとのこと。
それはさておき、予告編でもわかっていたのですが、ゲイのお話。
実在の人物リベラーチェは往年の人気ピアニストだったようですが、どうにも同性愛者の恋愛模様が何とも共感しづらい印象となりました。
作品としては、さすがソダーバーグ監督という仕立てです。


オフィシャルサイト
http://liberace.jp/
ぴあ映画生活
http://cinema.pia.co.jp/title/163204/
映画.com
http://eiga.com/movie/79075/
Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv53959/
Yahoo!映画
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マット・デイモンはやはり"ジェイソン・ボーン"シリーズや"オーシャンズ"シリーズが似合ってますね。
ボーン・アイデンティティー (2002)
ボーン・スプレマシー (2004)
ボーン・アルティメイタム (2007)
"ジェイソン・ボーン"シリーズ、私は大好きです。
オーシャンズ11 (2001)
オーシャンズ12 (2004)
オーシャンズ13 (2007)
"オーシャンズ"シリーズはソダーバーグ監督です。さすがキレがいい。

セブン・サイコパス

原題 : SEVEN PSYCHOPATHS
2012年イギリス
監督 : マーティン・マクドナー
出演 : コリン・ファレル / サム・ロックウェル / ウディ・ハレルソン / クリストファー・ウォーケン / オルガ・キュリレンコ


「サイコパス」とは反社会性パーソナリティ障害、端的に言うと精神異常ということらしいのですが、よくアメリカなどで「サイコ」(イカれた人)と呼ばれるモラルが欠如した冷酷な異常人格者のようです。


意味はさておき、この映画を観たのは、コリン・ファレルが出演しているから、に他なりません。主演が彼でなかったら観ていなかったかもしれません。
一応、クライムコメディということのようですが、正直言うとB級感は否めません。
そこまでつまらなくはないストーリーですが、ユーモアとバイオレンスのバランス感も微妙で、クリストファー・ウォーケン、サム・ロックウェル、ウディ・ハレルソンなどの結構豪華な共演陣のバラエティー色に依存しているような気もします。

おそらく一般受けはしないと思われますので、映画好きの方が押さえておく的な作品かもしれません。


オフィシャルサイト
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コリン・ファレルといえば、「フォーン・ブース」で演技力を認められ、ハリウッドのトップスターの仲間入りを果たしました。
甘いマスクで女性の人気も高そうですが、恋愛コメディよりはクールな役が似合っていると思います。
S.W.A.T. (2003)
 米国警察特殊部隊のS.W.A.T.の活躍を描いたアクション作品。サミュエル・L・ジャクソンや"ワイルド・スピード"シリーズのミシェル・ロドリゲス、ジェレミー・レナーなど共演陣も豪華です。ストイックなコリン・ファレルがカッコいいです。
リクルート (2003)
 アル・パチーノと共演。CIAスパイ養成のサスペンス。アル・パチーノの存在感もさすがですが、堂々と渡り合っていたと思います。二転三転するストーリーも◎。
マイアミ・バイス (2006)
 ドン・ジョンソン主演の80年代伝説のTVシリーズ待望の映画化。TVシリーズのイメージを損なうことなく現代にアレンジ。とにかくスタイリッシュなクライムサスペンスですが、コリン・ファレルのカッコよさが際立っています。
トータル・リコール (2012)
 アーノルド・シュワルツェネッガー主演作品のリメイク。シュワちゃんの超肉体とはまた違った良さがあります。展開としてはオリジナルの方がビックリしたかもしれません。

2ガンズ

原題 : 2 GUNS
2013年アメリカ
監督 : バルタザール・コルマウクル
出演 : デンゼル・ワシントン / マーク・ウォールバーグ / ビル・パクストン / ジェームズ・マースデン


デンゼル・ワシントンとマーク・ウォールバーグの実力派スター共演のアクション作品。
ストーリー的にはそれほど秀逸という感じでもないですが、主人公2人のユーモラスな掛け合いもあって、結構スタイリッシュでテンポよい展開に引き込まれます。


監督のバルタザール・コルマウクルって聞いたことないなーと思ったら、今年公開された、同じくマーク・ウォールバーグ主演の「ハード・ラッシュ」の監督さんでした。


オフィシャルサイト
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Movie Walker
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デンゼル・ワシントンは、古くは「ペリカン文書」(1993) に出演していましたし、数々の硬派な作品で印象的な演技を披露しています。
クリムゾン・タイド (1995)
 トニー・スコット監督。ジーン・ハックマンとの熱い対決が印象的。
ザ・ハリケーン (2000)
 あまり知られていないかもしれませんが、無実の罪で終身刑となった伝説のボクサーの話。感動的なストーリーで一度は見ておきたい作品です。
ジョンQ 最後の決断 (2002)
 秀逸な社会派サスペンス。緊張感のある展開に引き込まれます。
フライト (2013)
 今年公開されたアカデミー賞主演男優賞ノミネート作品。予告編からは想像もできなかった深い人間ドラマが感動を呼びます。


マーク・ウォールバーグというと、最近では「TED」というイメージが強いのかもしれませんが、クールなタフガイ役もよく似合っています。
パーフェクト・ストーム (2000)
 ジョージ・クルーニーと共演、とにかく嵐がスゴイです。
ミニミニ大作戦 (2003)
 邦題がどうかとも思うこの作品ですが(原題「The Italian Job」)、この映画がきっかけでミニクーパーを買った人もいます。作品自体はテンポのよい展開とスタイリッシュでクールな強盗アクションで、清々しい気分になれます。
ディパーテッド (2007)
 香港映画の「インファナル・アフェア」を巨匠マーティン・スコセッシ監督がリメイク。アカデミー賞も受賞。レオナルド・ディカプリオやマット・デイモンなどスターが多数共演しています。
ザ・シューター 極大射程 (2007)
 まさにクールなタフガイ役。ストーリーも小気味よい展開で、元海兵隊のスナイパー役が魅力的です。


最後に、ジェームズ・マースデンが共演していますが、ジェームズ・マースデンというとどうしてもX-MENのスコット(常にグラサンのミュータント)の印象が強いのは私だけでしょうか。他にも色々と恋愛コメディ作品にも出演しているんですけどね。

42 ~世界を変えた男~

原題 : 42
2013年アメリカ
監督:ブライアン・ヘルゲランド
出演:チャドウィック・ボーズマン / ハリソン・フォード

メジャーリーグ初の黒人選手の苦難と戦いを描いた作品。
野球にはあまり詳しくないですが、当時のアメリカの人種差別の風潮から、白人のスポーツに初めて黒人が出場したその苦労は痛いほど伝わってきました。
名優ハリソン・フォードの本気の演技にも注目です。
大変な苦難の末、その素晴らしいプレーで皆に認められるまでになったのは感動的でした。

オフィシャルサイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/42movie/
ぴあ映画生活
http://cinema.pia.co.jp/title/161232/
映画.com
http://eiga.com/movie/58340/
Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv52491/
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http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id346143/

そういえば、この監督ブライアン・ヘルゲランドは、数々の良質な映画の脚本や監督も務めています。
ロビン・フッド (2010) 脚本
 ロビン・フッドはケビン・コスナーのもありましたが、ラッセル・クロウのほうです。
グリーン・ゾーン (2010) 脚本
 マット・デイモン主演
ミスティック・リバー (2003) 脚本
 クリント・イーストウッド監督のアカデミー賞ノミネート作品
ペイバック (1999) 監督・脚本
 メル・ギブソン主演のこの作品で、この監督の名前を知りました。

スティーブ・ジョブズ

原題 : JOBS
2013年 / アメリカ
監督:ジョシュア・マイケル・スターン
出演:アシュトン・カッチャー / J・K・シモンズ / ジェームズ・ウッズ

Apple社の創業者で世の中に多大な影響を与えた偉大な人物、スティーブ・ジョブズの伝記的作品。
2011年10月に亡くなったことや、2012年に株式時価総額が史上最高額を記録したことなどで、iPhoneが好きという人だけでなくても日本でも知名度は高いのではないでしょうか。

個人的にはIT業界にいたので、この人物の才能の凄さはなんとなく知ってはいましたが、iPhoneを手にして使ってみると感じられるユーザー体験の素晴らしさは、この人物の情熱や哲学が詰まっている気がします。

と、前置きばかりで全然作品の感想になっていませんが、つまり、私は業界や背景をそこそこ知っているので、波乱万丈な主人公のストーリーも興味深いと思えたし、ジョブズ役のアシュトン・カッチャーがジョブズになりきって似せようと頑張った(と思われる)演技もよかったのではないかと思っています。
IT業界を知る者としては、IBMやHP、Microsoftの名前がちらほら出てくるのはニヤリとさせられます。

ただ、どうでしょう、特に映画好きというわけでもなく、Apple社やiPhoneやMacも興味ないという人にとって、作品として面白いかどうかは微妙かもしれません。
それでも私は映画としての話もよかったと思うのですが、やはり観ている視点が少しひいき目かもしれないですね。

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