映画レビューブログ

映画好きの筆者が主に映画館で観た作品をレビューしています。

2013年11月

恋するリベラーチェ

原題 : BEHIND THE CANDELABRA
2013年アメリカ
監督 : スティーヴン・ソダーバーグ
出演 : マイケル・ダグラス / マット・デイモン / ダン・エイクロイド


マイケル・ダグラスとマット・デイモンの共演、しかもソダーバーグ監督ということで観ました。
そういえばソダーバーグ監督は映画監督業を引退するとのこと。
それはさておき、予告編でもわかっていたのですが、ゲイのお話。
実在の人物リベラーチェは往年の人気ピアニストだったようですが、どうにも同性愛者の恋愛模様が何とも共感しづらい印象となりました。
作品としては、さすがソダーバーグ監督という仕立てです。


オフィシャルサイト
http://liberace.jp/
ぴあ映画生活
http://cinema.pia.co.jp/title/163204/
映画.com
http://eiga.com/movie/79075/
Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv53959/
Yahoo!映画
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マット・デイモンはやはり"ジェイソン・ボーン"シリーズや"オーシャンズ"シリーズが似合ってますね。
ボーン・アイデンティティー (2002)
ボーン・スプレマシー (2004)
ボーン・アルティメイタム (2007)
"ジェイソン・ボーン"シリーズ、私は大好きです。
オーシャンズ11 (2001)
オーシャンズ12 (2004)
オーシャンズ13 (2007)
"オーシャンズ"シリーズはソダーバーグ監督です。さすがキレがいい。

セブン・サイコパス

原題 : SEVEN PSYCHOPATHS
2012年イギリス
監督 : マーティン・マクドナー
出演 : コリン・ファレル / サム・ロックウェル / ウディ・ハレルソン / クリストファー・ウォーケン / オルガ・キュリレンコ


「サイコパス」とは反社会性パーソナリティ障害、端的に言うと精神異常ということらしいのですが、よくアメリカなどで「サイコ」(イカれた人)と呼ばれるモラルが欠如した冷酷な異常人格者のようです。


意味はさておき、この映画を観たのは、コリン・ファレルが出演しているから、に他なりません。主演が彼でなかったら観ていなかったかもしれません。
一応、クライムコメディということのようですが、正直言うとB級感は否めません。
そこまでつまらなくはないストーリーですが、ユーモアとバイオレンスのバランス感も微妙で、クリストファー・ウォーケン、サム・ロックウェル、ウディ・ハレルソンなどの結構豪華な共演陣のバラエティー色に依存しているような気もします。

おそらく一般受けはしないと思われますので、映画好きの方が押さえておく的な作品かもしれません。


オフィシャルサイト
http://7-psychopaths.jp/
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映画.com
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コリン・ファレルといえば、「フォーン・ブース」で演技力を認められ、ハリウッドのトップスターの仲間入りを果たしました。
甘いマスクで女性の人気も高そうですが、恋愛コメディよりはクールな役が似合っていると思います。
S.W.A.T. (2003)
 米国警察特殊部隊のS.W.A.T.の活躍を描いたアクション作品。サミュエル・L・ジャクソンや"ワイルド・スピード"シリーズのミシェル・ロドリゲス、ジェレミー・レナーなど共演陣も豪華です。ストイックなコリン・ファレルがカッコいいです。
リクルート (2003)
 アル・パチーノと共演。CIAスパイ養成のサスペンス。アル・パチーノの存在感もさすがですが、堂々と渡り合っていたと思います。二転三転するストーリーも◎。
マイアミ・バイス (2006)
 ドン・ジョンソン主演の80年代伝説のTVシリーズ待望の映画化。TVシリーズのイメージを損なうことなく現代にアレンジ。とにかくスタイリッシュなクライムサスペンスですが、コリン・ファレルのカッコよさが際立っています。
トータル・リコール (2012)
 アーノルド・シュワルツェネッガー主演作品のリメイク。シュワちゃんの超肉体とはまた違った良さがあります。展開としてはオリジナルの方がビックリしたかもしれません。

2ガンズ

原題 : 2 GUNS
2013年アメリカ
監督 : バルタザール・コルマウクル
出演 : デンゼル・ワシントン / マーク・ウォールバーグ / ビル・パクストン / ジェームズ・マースデン


デンゼル・ワシントンとマーク・ウォールバーグの実力派スター共演のアクション作品。
ストーリー的にはそれほど秀逸という感じでもないですが、主人公2人のユーモラスな掛け合いもあって、結構スタイリッシュでテンポよい展開に引き込まれます。


監督のバルタザール・コルマウクルって聞いたことないなーと思ったら、今年公開された、同じくマーク・ウォールバーグ主演の「ハード・ラッシュ」の監督さんでした。


オフィシャルサイト
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Movie Walker
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デンゼル・ワシントンは、古くは「ペリカン文書」(1993) に出演していましたし、数々の硬派な作品で印象的な演技を披露しています。
クリムゾン・タイド (1995)
 トニー・スコット監督。ジーン・ハックマンとの熱い対決が印象的。
ザ・ハリケーン (2000)
 あまり知られていないかもしれませんが、無実の罪で終身刑となった伝説のボクサーの話。感動的なストーリーで一度は見ておきたい作品です。
ジョンQ 最後の決断 (2002)
 秀逸な社会派サスペンス。緊張感のある展開に引き込まれます。
フライト (2013)
 今年公開されたアカデミー賞主演男優賞ノミネート作品。予告編からは想像もできなかった深い人間ドラマが感動を呼びます。


マーク・ウォールバーグというと、最近では「TED」というイメージが強いのかもしれませんが、クールなタフガイ役もよく似合っています。
パーフェクト・ストーム (2000)
 ジョージ・クルーニーと共演、とにかく嵐がスゴイです。
ミニミニ大作戦 (2003)
 邦題がどうかとも思うこの作品ですが(原題「The Italian Job」)、この映画がきっかけでミニクーパーを買った人もいます。作品自体はテンポのよい展開とスタイリッシュでクールな強盗アクションで、清々しい気分になれます。
ディパーテッド (2007)
 香港映画の「インファナル・アフェア」を巨匠マーティン・スコセッシ監督がリメイク。アカデミー賞も受賞。レオナルド・ディカプリオやマット・デイモンなどスターが多数共演しています。
ザ・シューター 極大射程 (2007)
 まさにクールなタフガイ役。ストーリーも小気味よい展開で、元海兵隊のスナイパー役が魅力的です。


最後に、ジェームズ・マースデンが共演していますが、ジェームズ・マースデンというとどうしてもX-MENのスコット(常にグラサンのミュータント)の印象が強いのは私だけでしょうか。他にも色々と恋愛コメディ作品にも出演しているんですけどね。

42 ~世界を変えた男~

原題 : 42
2013年アメリカ
監督:ブライアン・ヘルゲランド
出演:チャドウィック・ボーズマン / ハリソン・フォード

メジャーリーグ初の黒人選手の苦難と戦いを描いた作品。
野球にはあまり詳しくないですが、当時のアメリカの人種差別の風潮から、白人のスポーツに初めて黒人が出場したその苦労は痛いほど伝わってきました。
名優ハリソン・フォードの本気の演技にも注目です。
大変な苦難の末、その素晴らしいプレーで皆に認められるまでになったのは感動的でした。

オフィシャルサイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/42movie/
ぴあ映画生活
http://cinema.pia.co.jp/title/161232/
映画.com
http://eiga.com/movie/58340/
Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv52491/
Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id346143/

そういえば、この監督ブライアン・ヘルゲランドは、数々の良質な映画の脚本や監督も務めています。
ロビン・フッド (2010) 脚本
 ロビン・フッドはケビン・コスナーのもありましたが、ラッセル・クロウのほうです。
グリーン・ゾーン (2010) 脚本
 マット・デイモン主演
ミスティック・リバー (2003) 脚本
 クリント・イーストウッド監督のアカデミー賞ノミネート作品
ペイバック (1999) 監督・脚本
 メル・ギブソン主演のこの作品で、この監督の名前を知りました。

スティーブ・ジョブズ

原題 : JOBS
2013年 / アメリカ
監督:ジョシュア・マイケル・スターン
出演:アシュトン・カッチャー / J・K・シモンズ / ジェームズ・ウッズ

Apple社の創業者で世の中に多大な影響を与えた偉大な人物、スティーブ・ジョブズの伝記的作品。
2011年10月に亡くなったことや、2012年に株式時価総額が史上最高額を記録したことなどで、iPhoneが好きという人だけでなくても日本でも知名度は高いのではないでしょうか。

個人的にはIT業界にいたので、この人物の才能の凄さはなんとなく知ってはいましたが、iPhoneを手にして使ってみると感じられるユーザー体験の素晴らしさは、この人物の情熱や哲学が詰まっている気がします。

と、前置きばかりで全然作品の感想になっていませんが、つまり、私は業界や背景をそこそこ知っているので、波乱万丈な主人公のストーリーも興味深いと思えたし、ジョブズ役のアシュトン・カッチャーがジョブズになりきって似せようと頑張った(と思われる)演技もよかったのではないかと思っています。
IT業界を知る者としては、IBMやHP、Microsoftの名前がちらほら出てくるのはニヤリとさせられます。

ただ、どうでしょう、特に映画好きというわけでもなく、Apple社やiPhoneやMacも興味ないという人にとって、作品として面白いかどうかは微妙かもしれません。
それでも私は映画としての話もよかったと思うのですが、やはり観ている視点が少しひいき目かもしれないですね。

オフィシャルサイト
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ぴあ映画生活
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Movie Walker
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http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id346352/
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